【サーフェイサーの種類】
[ビン入りタイプと缶入りタイプ]
サーフェイサーにはビン入りタイプと缶スプレータイプがあります。
《ビン入りタイプ》
ビン入りタイプは、溶剤(うすめ液)で2~3倍に希釈して、エアブラシで吹きつけます。
缶スプレータイプよりも繊細な作業が行えますし、塗膜も薄く仕上げることができます。
上級者向きです。
《缶スプレータイプ》
缶スプレータイプは、準備の手間なく使用できますので、ビギナー向きです。
しかし、当然の如くビン入りをエアブラシで吹くような繊細な作業はできません。
広い範囲に吹きつける分に関してはじゅうぶんだと思いますが、吹き付け方には慣れが必要です(【缶サフの吹き付け方】参照)。
[グレータイプとホワイトサフ]
サフの色は、グレーのものとホワイトのものの2種類あります。
《グレーのサフ》
表面の細かいキズが確認しやすいので、表面処理の確認に向いています。
隠蔽力の弱い塗料を使用する場合や、塗料の発色を良くするためには、さらに白で下地処理する必要があります。
《ホワイトのサフ》
ホワイトのサフは、下地処理のための白吹き作業を省略できるというメリットがあります。
しかし、キズの確認には向いていません。
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《参考1》
粒子の大きさ
サフの粒子の大きさは、数種類存在します。
使用する粒子の大きさによって、乾燥後の表面の平滑具合が違ってきます。
(クレオスのサフの場合)
ラベルに数字が記入されています。
やすりと同様で、数字の数値が大きいほど、粒子は小さくなっています。
500;粒子が大きくキズを埋めるの にむいている。
1000;500と1200の中間。
1200;粒子が小さく
《参考2》
ホワイトサフとベースホワイトの違い
ホワイトサフはグレーサフの色をそのまま白に置き換えたもの。
塗装後の塗料の食いつきを良くするためにはこちらが向いています。
ベースホワイトは、隠蔽力が強化されてますので、下地の色をしっかり隠したい場合には、こちらが向いています。
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