ゲロっとゲロプラ 第一回;ちびケロの巻
第二夜 【サクっと組んでみる】
【PROGRAM】
第一夜
開箱と組み立て準備
内容物の確認・道具の準備
第二夜
サクっと組んでみる
パーツの切り離し・組み立て(接着)
第三夜
表面処理
ペーパーがけ(ひけ・合わせ目・ラインの処理)
第四夜
部分塗装&修正作業
部分塗装・スミ入れ
第五夜
フィニッシュ
トップコート
さて、今夜はいよいよキットの組み立てに入ります。
まずは、今夜使用する道具の確認をしてみましょう。
【今夜使用する道具】
①ニッパー
②デザインナイフ
③プラスチック用接着剤
【本日のメニュー】
①パーツを切り離してみる
②組んでみる
《組み立て開始》
道具の準備が完了したら、早速組み立て突入です♪
組み立て説明書の解説をたよりに、パーツを切り離し、組み立てていきます。
ケロプラの場合、それぞれのキットのパーツ構成が統一されておりますので、何体かつくっているうちに説明書なしでも組み立てられるようになると思います。
しかし、初心者の方は、説明書にしたがって、順番に組み立てていった方が無難だと思います。
まずは、組み立ての際の基本となるパーツの切り離し方とゲート処理の方法、接着剤の使用方法について簡単に触れていきます。
【パーツを切り離してみる】
《一般的なゲートとタッチゲート》
《ランナーからのパーツの切り離し方とゲート処理》
基本的に
ランナーからのパーツの切り離しはニッパーを使って行います
。
通常のプラモデルの場合、一発目でギリギリのところを切り離すのではなく、最初はゲートを少し残す部分で切り、2回目以降で修正していくのが基本です。
しかし、ケロプラは、“
タッチゲート
”といって、ニッパーを使用しなくても比較的パーツが綺麗に切り離せるように設計されております。
小さいお子さんでも、簡単につくれるようにという配慮ですね。
とは言え、
むりやりむしりとってしまうと、ゲートとの接合部分がえぐれてしまったり、ささくれてしまったりする場合があります
。
ということで、やはり
綺麗に仕上げる為には、ニッパーを使用することを推奨いたします
。
《ケロプラの場合(タッチゲート)のパーツの切り離し方》
①ニッパーで、ランナーとパーツの接合部を切断します。
薄刃ニッパーを使用する場合は、けっこうギリギリで切り落としてしまって大丈夫だったりします。
(ここで、高いニッパーと安いニッパーの効果の違いがでてきます)
安目のニッパーを使用している方は、極力パーツから離れた部分で切断し、デザインナイフ等での処理をきっちりと行ってあげましょう。
②残ったゲート部分をデザインナイフで綺麗に処理していきます。
通常であれば、デザインナイフでの処理をきっちりと行ってあげれば十分かとも思いますが、もっと丁寧に仕上げたい場合は、♯1000位のやすりでペーパーがけしてやると良いでしょう。
今回は、ペーパーがけは省略いたします(笑)。
(ペーパーがけに関しては、第三夜の表面処理にて)
【組んでみる】
ケロプラは、“
スナップキット
”といって、接着剤を使用しなくても簡単に組み立てられるようになっています。
(接着剤を使用しないで組み立てることを、ぞくに“パチ組み”と言います)
最近のバンダイの技術は驚異的で、パーツ同士のかみ合いはバツグン!段差やズレなどはほとんどありませんので、パチ組みするだけでしっかりキットは組みあがります。
しかしながら、どうしても接合面は、ラインとして残ってしまいますので、ここではこの接合面を接着剤を利用して消す方法について触れていきます。
《接着面に接着剤を塗る》
①接着面に接着剤を塗っていきます。
[注意点!!]
1)ちょっと多目に塗ります。
(パーツを合わせた時に少しはみ出す位)
2)片方だけではなく、両方のパーツの接合面に塗ります。
②パーツ同士を合わせます
さすがスナップキット!
すき間ができるようなことは全くなく、パーツ同士が綺麗にピッタリ合わさります。
パーツをあわせると、塗っておいた接着剤がムニュっとはみ出してきます。
(これがとっても重要です!)
この
はみ出した接着剤がパテ代わりとなります
。
このまま2~3日放置して、しっかり硬化させます
。
はみ出した接着剤はそのまま放置しておいて下さい。
はみ出した部分の処理は、第三夜にて
通常、接着剤を塗った場合は、接着面がしかっり合わさるように、輪ゴムやクリップなどで両方のパーツをしめつけます。
ただし、ケロプラの場合は、他のパーツ(この場合は軍帽のパーツ)を組むと、それがパーツ同士の締め付け効果を果たしてくれたりします。
ということで、このまま放置しておけば、特に輪ゴム等でしめつける必要はないように思われます。
(気になる方は、輪ゴム等でしめつけて下さい)
数少ないケロプラの合わせ目の中で、頭部横の合わせ目は、消すのがなかなかやっかいだったりもします。
今回は、ココも処理しますが、耳あてのパーツで隠れて目立たなくなる部分でもありますので、処理するのが面倒な方は、そのまま知らんふり・・・っていうのもありかもしれません(笑)。
ちびケロのキットで、接着が必要な部分は・・・
①顔の横
②頭の後ろ
④胴体の横
⑥ザクの横
この4箇所のみです。
もちろん、スナップキットですので、接着剤を使用しなくても組み上げることができます。
“合わせ目が気にならない”、“手間をかけずに組み立てたい”という方は、接着剤を使用しなくても良いと思います。
(もともと、“接着剤を使わずに簡単に組める”というのが、スナップキットのウリでありますしね)
作り方、楽しみ方は、人それぞれですので、目立つ部分だけ処理して、目立たないところは見なかったことに・・・というのもアリだと思います。
あとは、説明書の順番にしたがって組み上げていきます。
組みあがり♪
パーツ数も少ないので、30分もあれば簡単に組み上げる事ができるのではないでしょうか?
合わせ目処理のつづきは、接着剤硬化後、第三夜にて。
第三夜へつづく・・・
超卓上版ケロロ軍曹